DOLM@ンガシアターができるまで 07

bt_ryo_01.gif例によって「ComicStudio」の話です。今回は「トーン」についてですが、実は私、この「トーン」というヤツが苦手です。取り扱いと言うことではなく、「表現」としてです。ちょっとがんばって、重ねたり、削ったりしてみる事もあるんですが、結局、なにか、かっこよくないので、いつもペター、と貼るだけになってしまいます。そっちの方がまだましなので。

さて、ユーザーガイド上ではトーンには4つの種類があるとされています。「通常」「グラデーション」「背景」「パターン」です。今回扱うのは「通常」、具体的に言えば、一般的な、均一の階調を表現するトーンについてです。と言っても、先ほども書いた様に、トーンは私の中でも特に苦手な分野のひとつなので、いつも以上にスーパーテクニックではなく、使っていて「こんなこと出来るんだ」と思った事についての話になります。

前置きが長いですが、もう少し知っておいていただきたいことがありまして、ご注意いただきたいのは、今回は「画像の書き出し」を前提とした内容となっている、という事です。なぜそこに気を付けないといけないかというと、書き出しの際に「グレー」で表現するか、「網点」で表現するかで結果がだいぶ違ってくるからです。

それでは、トーンのプロパティを見てみましょう。今回のポイントになるのはこの中にある「表示方法」と「種類」です。

comicstudio_120118_02.jpg

「表示方法」には

  • 自動
  • グレー
  • 網点

という種類があり、これは画面上でトーンをどのように表示するかという設定になります。

「種類」はトーンが画面上で「網点」として表示されている時、トーンを構成する「点」の種類を選択できます。「円」「四角」「ノイズ」など、結構いろいろな種類があります。

この2つの設定を変えることによって、トーンの線数や濃度の設定が同一であっても、結果がずいぶん異なってきますので、具体例を見てみましょう。以下のやよいさんはいずれも髪は「60L10%」、ジャージは「60L30%」に設定されていて、「表示方法」と「種類」を変えています。

yayoi_120118_01.jpg
↑ 表示方法:グレー

yayoi_120118_02.jpg
↑ 表示方法:網点 種類:点

yayoi_120118_03.jpg
↑ 上の図と同じだが、ジャージは「種類:線」

設定によって濃度の印象もずいぶん変わっていると思います。また、個人的には「種類」を上手く使い分けることによって質感も変えられると思ってはいますが、もちろんこれらは「どれがいい」という事ではなく、自分の表現したい方法にあったものを使えばそれでよいと思います。

と、言いたいところなんですが、最近の作業を通じて、ひとつ注意しなくてはいけない事に気が付きました。

もし画像を動画等に使用して、ズームイン、ズームアウトなど、拡大縮小操作をする場合、その時には絶対に表示方法を「グレー」にしておくことをお勧めします。なぜかというと、網点では特に縮小した際に「モアレ」が発生するからです。

ニコニコ動画においても、同じ理由から表示方法を「グレー」にしておくか、網点を使う場合は書き出す際、画像の大きさをニコニコ動画の推奨サイズにしておくと良いでしょう。ズームイン、アウトのような動きが無くても、推奨サイズ以上の動画は縮小して表示されてるので、結果としてモアレを発生させる事になります。

と、書いてみましたが、私も最近は推奨サイズで作ったことが無いので、この方法でかならずモアレを回避できるかというと、「たぶん出来ると思います」ぐらいの自信しかありません。ですが、推奨サイズ以上の動画のモアレについて、640x480pixelで動画をアップしているので、確認済みです。

今回すごく長くなってしまった感じですが、最後にもう一点だけ、実際に書き出す際、「トーン設定」で出力設定が適切なものになっているか確認しましょう。レイヤー設定を変更したのなら「レイヤー設定に従う」でよいですし、グレーで統一するなら「全てグレーで出力」で大丈夫です。

comicstudio_120118_01.jpg

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