描画のデジタル化について語る

dolma005_09.gif先日、完全にアナログ作業でお仕事をされているある漫画家さんのブログで、「最近はアナログで作業が出来る人が少なくて、アシスタントさんを探すのが大変」という話を読みました。それと同じように、アナログ作業でお仕事をされるアシスタントさん達からすると、「アナログで仕事をする先生を見つけるのが大変」なのだそうです。

私は、下絵以外は全てデジタルで作業を行っているのですが、アナログで作業が出来ると言う事に対して「職人的」な憧れがあります。ではなぜ私がデジタル化したのか、と言う事を思い返した時、少し面白い事に気がつきました。

私は、仕事として絵を描いているわけではないのですが、描きたいものややりたい事は山ほどあります。ですが、残業が無かったとしても仕事で8時間くらいは拘束されますし、それに往復の通勤時間、デスクワークでもそれなりに疲労はするので、帰ってきてうとうとしてしまったり。自分のやりたい事以外の事でほとんど時間を使ってしまいます。そんななかでは、トレーシングペーパーでトレースしたり、リキテックスを塗ってはドライヤーで乾かしたり、使うたびにエアブラシをメンテナンスしたりとか、なかなかそういった事に使う時間が有りません。

となると、どうしても作業にかかる「時間」を短縮する必要があり、そのため、デジタル化を選択する結果になりました。(自分の「能力」をごまかすためではない、と思いたい)

と言う事を思い返して、「素人はプロよりもより作業を効率化する必要がある」という結論を導き出しました。そして、この奇妙な矛盾を面白く感じました。

デジタル化したことにより、例えば今雪歩さんをいろいろ描いていますが、アナログで作業している時とは比べ物にならないほど、作業スピード(特に色を塗る作業)は早くなりました。が、それによりより大きな事(アニメーションの作成等)をやろうとして、結果としては、自分のやりたいことがなかなか完了しないと言う事には変わりない現状です。それも「思い切って走り出してみたが、ぐるっと一周して元に戻っていた」みたいで、妙におかしいです。まぁ、人生はそんなものなんだと思います。

beautiful_dome_110410.jpg
下絵だけはどうしてもデジタル(タブレット)で描くことが出来ません。アナログで描いたほうが早いです。

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