私のボーカロイドプロデュース

dolma014_03.gif思いつきで、私のボーカロイドプロデュースについて書いてみたいと思います。というのも、最近思ったのが、自分が何かやろうと思ったり、やってる事に疑問がある時に、インターネット上でいろいろと情報を検索して参考にさせていただいているので、私も何か書いておけば、もしかしたら何処かの何方かのお役に立てるかもしれないと思いました。前回の「真夜中のswf反省会」にも、当然そういった意図があります。

と言っても、別に私のプロデュースがグレートというわけでもなく、私自身もまだまだ模索している段階なので、「この人は最近こうやってる」程度に読んでいただければと思います。

また、ボーカロイドをプロデュースしない方も、結構興味があるのではないでしょうか? 楽しめるのではないでしょうか? そうでもないでしょうか?

1. MIDIデータを作成する

私の場合「VOCALOID2 Editer」上で音符の入力は行いません。使用しているDAW「Ableton Live」上でキーボードを弾いたり、打ち込んだりしてメロディーを作成します。それをMIDIシーケンス(.mid)として書き出します。「Ableton Live」の方が使い慣れているので、この方が早いからです。

2. リンさんに歌っていただく

書き出したMIDIシーケンスを「VOCALOID2 Editer」に読み込み、それぞれの音符に歌詞を入力します。そして、特に調教はせず、そのままWAV Audioで書き出します。ボーカロイドプロデュースにおいては、よく「調教」と言われますが、「調教」って何かちょっとかわいそうな感じがしますね。とにかく、リンさんがリンさんなりに歌ってくれれば、そこから先は私が面倒見てあげます。

で、その書き出したのがこれなのですが、聞こえますか? 別にいじわるで音を小さくしているわけではなく、実際にこんな感じで書き出されます。

3. 音量を補正する

書き出したWAV Audioを「Ableton Live」に読み込み、いろいろと加工するわけですが、まずは何と言っても音量です。単純に音量を上げるだけではなく、大きい音と小さい音の差が小さくなるようにします。表情としての音量の強弱は後でも調節可能なので、まずは単純な「素材」として、フラット、プレーン、生もの、そんな感じを目指します。

今回はいろいろ考えた結果、「リミッター」を目いっぱいかけてみました。「リミッター」とは大きい音と小さい音の差を縮めるような感じのエフェクトです。これを目盛りいっぱい(24.0dB)かけました。

そうするとこうなります。今度は逆に音量が大きいので注意してください。

4. 周波数帯域の調整

そう書くと難しそうですが、ひとつの音の中には低い音の成分から高い音の成分まで様々な成分、すなわち周波数帯域が含まれています。それを「EQ(イコライザー)」というエフェクトを使用して調整し、より聞き取りやすくなるようにします。

具体的には「低い音をカット」「高い音の一部をブースト」しました。数値的に言えば「1.60KHz以下の周波数帯域をカット」「8.13KHz周辺を11.0dBブースト」しています。たぶん、本当に音楽に詳しい人が見たら「え?」と思うかも知れません。

その結果がこれです。EQをかける前のモゴモゴとした感じがなくなったと思います。また、電話かラジオ越しのような感じもなってしまっていますが、この後の処理で多少まろやかになりますし、「これぞボーカロイド」という感じがしてよいと思うのです。

5.色っぽくする

ここから割りと楽しくなってくるところです。ボーカルとして魅力的になるようにいろいろしてあげるのですが、「Ableton Live」に関わらず、世の中にはいろいろなエフェクターがあり、どれをどういう順番で使えばいいのか、経験が浅いとティンと来ません。そこで、困った時の「プリセット」を使用します。「Ableton Live」で言うところの「Audio Effect Rack」です。あらかじめ用意してある、複数のエフェクトをまとめたものの事です。

今回使用したものも、中身を見ると「コーラス」「ディレイ」「リバーブ」という、一般的なエフェクターが順番に並んでいるだけです。

「コーラス」とは、私レベルだと上手く言葉に出来ないのですが、音に「揺らぎ」を加えるような感じのエフェクトです。具体的にはこんな感じになります。

次に「ディレイ」です、「遅延」という事ですが、基の音が再生された後に少し遅れて音を加えるエフェクトです。具体的には、ステレオの左チャンネルが16分音符1個分、右のチャンネルが16分音符2個分、遅れて音が加えられています。「遅れて鳴っている」というより、「響いている」という感じがすると思います。

そして「リバーブ」です。「残響音」という事ですが、お風呂で歌った時の感じのそれです。

6. ミキシング/完成

「ボーカル」という点で言えば、ここまででほぼ出来上がっています。後は細かい音量の調整を行ったり、全体としての調整、いわゆる「ミキシング」「ミックスダウン」というような作業を行い全体として完成です。

そして、出来上がったものがこれです。

おつかれさまでした。何方かのお役に立てれば幸いです。

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そして2年後

2012年7月現在、もう少し違った方法でプロデュースしています。詳細はこちらをご参照ください。

http://lab12309737.blog104.fc2.com/blog-entry-277.html
(または「URL」をクリック)

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