面倒くさい線の入れ方

bt_asuka_01.jpg一度じっくり調査、分析してみるのもよいかと思うのですが、自分の描く作品の線の太さについて、何度も「これでいいのだ!」と思ってはいますが、いまだに「これでいいのか?」と思う事があります。具体的には「太目」だと思うのですが、それにより最も気になる事が「黒い(重い)」と言う事です。特に塗りが明るい所だと線の黒さがやたらと目立って、でもそれがいいようなそうでもないようななんだか分からない事になり、一層モヤモヤします。

一応解決策として「線を塗る」事にしています。以前はベクターの線をラスターに変換して透明部分を保護したり、線に対してマスクを作成していたのですが、「下のレイヤーでクリッピング」を覚えてからはずいぶんと楽になりました。ただ、意外と塗り分けるのが面倒くさいんです。

例えば下の作品、大きく分けると「白」、「黒」、「肌」、「髪」の塗りに合わせて線の色を調整する必要があります(してあります)。

mari_170514_01.jpg

そうなると極端な話「すべての線をそれぞれの色でもう一度なぞる」必要があります。それくらい手間かけてもいいじゃないかと言うご意見もごもっともなのですが、せめてベースになる色くらいそれぞれパッと処理できればいいなと思いました。

そこで私考えました。「それぞれの場所毎に線を描けばいいじゃないか」と。結論から言えばこういったレイヤー構成です。

illuststudio_170514_01.jpg

ちなみに「黒_カラー」が非表示になっているのは、「真っ黒でいいじゃん」と言う事になったからです。

ただ何となく想像はつくかもしれませんが、これはこれで「線を描く」と言う視点で見ればそれなりに手間です。気が付いたら別のレイヤーに描いてしまっていたり、一生懸命別レイヤーの線を消そうとしていたり。ですが慣れればそれなりですし、やっぱり塗り作業に関しては楽になります。ラスターレイヤー全体を選択してベースになるカラーで塗りつぶせば、肌なり髪なりそれぞれの線のみ着色されます。

しかし、楽になったと言っても「比較的楽になった」と言う感じで、特に別レイヤー同士の線が重なるところでは、違和感ないようにうまく色を合わせる必要があります。

結局、楽になったのかならなかったのかよく分からない結果になった訳ですが、よい結果を出すには手間を惜しんではいけないと言う事なのかもしれません。

最後に比較用の線の塗り未処理画像も載せておきます。

mari_170514_02.jpg

me & i

bt_dolma013_08.gifpixivのSNS、「Pawoo」が開設されて、一応参加してはみたのですが、考えたらTwitterでさえ持て余しているのにこれ以上増やしてどうするんだ、と思ったので早くも放置状態になっています。

そんな持て余し気味のTwitterでは割と頻繁にツイートしていたのですが、「アイドルマスターXENOGLOSSIA」の天海春香さんを描いていました。個人的には地元の制服(一説ではあれは中学校の制服らしいです)の春香さんがなぜか印象に残っているので、それを描こうと思いました。

と言う時期もあったりなかった事にしたかったりなのですが、結局は全然違うものに仕上がりました。と言うのも地元春香さん、下描きまでは悪くなかったはずなのですが、ペン入れて塗ると、がんばってひいき目に見ても「これはちょっと、、、」と言うようにしかならなくて、3回描き直したんですが改善が見られずさすがに断念しました。

これまでも似たような事はありましたが、そういう事があって納得できず一から描き直している時って、ヤケクソ気味に勢いで描いている事が多いような気がします。ヤケクソ気味と言っても吹っ切れているというか、行き詰ったのでかえって行ける方向が見えているというか、これから描こうと思っている作品のイメージがより明確に見えている事が多いです。迷いがないので勢いもつくのかもしれません。

pixiv_170506_01.jpg

なんにしても、個人的には結構納得出来たのでよかったです。

ブラッディマリリン教会

bt_mio_01.jpg今年の目標が「ドリームクラブのホストガール13+1人を描く」と言う事なのですが、現在3人目が完成しました。月1人のペースで描いていては間に合わない事を考えると遅れ気味です。でも本気を出せば月に2人は描けるので全然余裕です(何の根拠もない発言)。

で、その3人目が魔璃さんだった訳ですが、まだ作品として完成している訳ではないのでとりあえずニコニコ静画にあげておきました。ですが、個人的には結構気に入っているのでもうちょっと手を加えようと思い、結果、作品としてpixivにあげました。

pixiv_170408_01.jpg

さまよえる主を亡くした獣に、、、乾杯。

モ~たんを描いた時に苦労した話

bt_nao_01.jpgそれも「最近変わった事」と言えるのかもしれませんが、ペン入れが終わって色を塗り始めた後、つまりもう後戻りが出来ない状態になってから修正する事が増えてきました。作品に対する執念と言えば格好がつくのかもしれませんが、実際修正している時は「こんなの下描きの段階で気づくだろ、いや、気づけよ」と自分でも情けなく思っている事がほとんどです。

先日書いた「激メシ!!変態牝牛の晩ごはん」(改めて見るとひどいタイトル)は特にいろいろと苦労したので、思わずとっておいたスクリーンショットと併せて振り返ってみようと思います。

以下、画像はいずれも左が修正前、右が修正後です。

moutan_170305_01.jpg
とにかく顔のバランスが悪いのか、悪くないのか、なんだか分からなくなるくらい絶妙に不安定でした。とりあえず、「口が右(こちらから見て)によりすぎなんじゃないのか?」と思って直したところ。多分そう言われても違いが分からないと思いますが、そういうレベルで修正して「探り」を入れないと不安定感の原因が特定、解消できない状態でした。

moutan_170305_02.jpg
同様に「鼻がやけに左(こちらから見て)を向いている気がする」と思い始めたら気になって仕方なく、修正したところ。これに関しては線を修正する必要はなかったので、塗りとホワイトの位置を直して雰囲気を変えてみました。

moutan_170305_03.jpg
今更ながら右胸(モ~たんから見て)の付き方がおかしかったので直したところ。意外と下描きの段階だと気が付きません。多分一番の難所だったのだろうと思いますが、やらないよりはマシだったと思います。

こう言う事が出来るようになったのも「デジタル」の恩恵かもしれませんが、描画力と言う点から見ればこう言う事が出来るのが良いのか良くないのか、何とも言えないと思いますし、そう思うあたりやっぱり私はアナログ世代を引きずっているのだと思います。

最近変わった事 03

bt_amane_01.jpgアナログだろうとデジタルだろうと、描き方、塗り方は人の数だけある訳ですが、私が必ず使う手法として、「乗算のレイヤーを使用して肌に赤味を加える」、と言うものがあります。具体的には何と言うか、「血色がよくなり健康そうな印象になる」、「陰影を調整できる」と言うような効果を得る事ができます。

実例としては下図のような感じです。1枚目が乗算レイヤーを非表示にしたもの、2枚目が表示したものです。レイヤーパレットの状態も参照してみてください。

amane_170225_01.jpg

amane_170225_02.jpg

ただ、今までやっていた方法だとそれなりに手間がかかっていて、具体的には以下の通りです。

  1. 対象とするレイヤーから選択範囲を作成する。
  2. 選択範囲外をマスクする。
  3. マスクのフォルダ内にラスターレイヤーを作成する。
  4. マスクのフォルダを「乗算」に設定する。

まあ、デジタル描画のこの時代、この程度で手間も何もないのですが、やっぱり煩雑ではあるので「アクション」に登録しています。

illuststudio_170225_01.jpg

ですが、以前書いたように「下のレイヤーでクリッピング」を覚えてからは、

  1. 対象のレイヤーの上にラスターレイヤーを作成する。
  2. 「レイヤー」のメニューから「下のレイヤーでクリッピング」を設定する。
  3. レイヤーを「乗算」に設定する。

で済むので、非常に便利です。(それでもやっぱり「アクション」に登録している訳ですが。)

とは言え、「下のレイヤーでクリッピング」が絶対かと言うと実はそうでもなくて、「複数のレイヤーを効果の対象とする場合」にはマスクフォルダを作った方が便利です。「下のレイヤーでクリッピング」だとその特性上直下のレイヤー1枚だけしか対象にできませんが、マスクフォルダを作成すれば複数のレイヤーを対象にする事が出来ます。参考図で言うと「肌_01」、「肌_02」です。

また、実際に描画を進めていると、単純に対象とするレイヤーが複数かどうか以外でも、どちらの方法がより利便性が高いのかは変わってきます。結構細かい話になってくるので詳細は省きますが。

ホント最近よく思うんですが、IllustStudioにしても他のソフトにしても、自分が思っている以上に機能が充実しているというか、いつもの自分のやり方を続けていると「だれか言ってよ、もっと早く言ってよ!」系の機能に気が付かない事が結構よくあります。

出遅れ!ホストガールズ2017

bt_amane_01.jpg今年の目標の一つが「ホストガール13+1人を描く」なんですが、単純に月一人のペースで描いていると明らかに間に合いません。で、今の状況はどうなのかと言うと、先週までは「13+1人中0人」でした。つまり全く描けていません。そんな訳で慌てて描き始めました。

誰から描き始めるかは結構迷う所なんですが、無難にと言うかやっぱりと言うか、亜麻音さんを描きました。最終的には全員まとめて一枚絵にする予定なので、そういった意味でもこの亜麻音さんが基準になります。結構重要な役割です。

amane_170219_01.jpg

描き終わってみると、思ったよりも間の抜けた表情になってしまい、妙にぽっちゃりしている感じもしますが、それもまたよいでしょう。

こんな調子で描いていて大丈夫なのでしょうか。一応自分では大丈夫だと思っているのですが、どこからその自信が来るのかはよく分かっていません。

激メシ!!変態牝牛の晩ごはん

bt_dolma013_11.gif私の中で声優の松井恵理子さんと言えば、えとたまの「モ〜たん」と未確認で進行形の「夜ノ森紅緒」なので、その見事な演技からきっとご本人もそうなのだろうと思ってしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。

そんな訳で「モ〜たん」を描きました。先日ふと「今なら2009年よりも前みたいな感じで描けそうな気がする」と思った時に、対象として挙がったのがモ〜たんでした。まあ結局、2009年よりも前みたいな感じにはならなかったのですが、いつもとは若干方向性が違っていると思います。

moutan_170204_01.jpg

このイラスト、とりあえず人物を普通に描いて後から色々やってる訳ですが、せっかくなので色々やる前のモノをニコニコ静画に上げておきました。

moutan_170204_02.jpg

でもこう見えて私、お尻にもマッチョメにもそんなに興味はないんです、いや本当に。

最近変わった事 02

bt_mio_01.jpg技法的には割と変化が続いていますが、使っている道具は「Intuos 3」「ComicStudio」「IllustStudio」と、販売終了したもの、サポート終了したものばかりで構成されています。いったい何年前から使っているのか、私にも分かりません。

と言う訳で今回は「線」についてです。話が長くなりそうな予感がします。ちなみに、使用ソフトはもちろん「IllustStudio」です。

何が変わったのかと言うと「線を描くレイヤー」です。具体的には「ラスターからベクター」になりました。正確に言うと「今までは使い分けていたのですが最近はベクターに限定」しています。

「ラスター」「ベクター」それぞれについてはいまさら私が説明するまでもありませんし、話がより長くなりそうなので省略しますが、実例は下の図です。左がベクター、右がラスターです。

drowing_170122_01.jpg
目付きの悪い二人。原寸の200%表示です。(クリック時)

私にとってのラスターレイヤーのメリットは「描き心地が良い」と言う点です。ただこれはラスターレイヤーの特徴と言うよりも、鉛筆っぽいパターンブラシの恩恵によるものです。鉛筆っぽい感じで描けるのでアナログから始まっている私には使いやすく、好んで使っていました。そのパターンブラシはラスターレイヤーにしか描画できない、だからラスターレイヤーを使う、と言う事です。

ではデメリットは何かというと「塗りにくい」と言う点です。具体的には「下地を塗りにくい」と言う事です。

私の場合、線を描いた後、それを境界線としてそれぞれのパーツごとにレイヤーを作成し「基になる色」を塗りますが、バケツツールで塗るとどうしても線の中心部に「隙」が出来ます。それはラスターレイヤーに描画した鉛筆っぽい線の特に中心部が必ずしも不透明度100%ではないからです。だからこその鉛筆っぽさと言う事ではありますが。

実例を挙げると下図の状態です。

drowing_170122_02.jpg
線の所々で背景の色(水色)が透けています。

これを回避する方法は色々あるのですが、一つ一つ話すとやっぱり長くなるので簡潔に説明すると「どれも面倒くさい作業」です。

ではベクターだとどうなるかと言うと、バケツツールで塗る際「ベクターの中心線まで含める」というオプションがあるので、これを使えば線の中心まで塗ってくれますし、ベクターレイヤーに描画した線の中心は間違いなく不透明度100%なので、ラスターの様な隙ができる事は体感99.95%ありません。(わずかな線と線との重なり具合で1ドットレベルの空白が出来る事があります)

それでも今までラスターレイヤーを使っていた理由は、描き心地が良いと言う事の他に「アナログっぽい感じが出る」と思っていたからです。でも、結構前から気が付いてはいたのですが、結局差がそれほど感じられません。特にオリジナルから50%とか40%に縮小したサイズを作品として公開しているのでなおさらです。

drowing_170122_03.jpg
二人とも目付きが悪いですが、クリックで原寸の50%表示です。

だったらもういっそベクターレイヤー使った方が楽でいいか、と言う事になりました。実際、大分楽です。

酉年

bt_amane_01.jpgえとたま」も楽曲から入って作品を観るようになったアニメの一つです。「ピヨたん」はそのえとたまに登場する酉の干支神です。作中、ピヨたんが話の中心的人物になる回で妙にお尻が強調されるシーンがあり、それが印象的だったので私の中では「ピヨたん=おしり」と言うキャラクターになっています。私は悪くありません。

そんな事もあり、酉年なのでおしり、もといピヨたんを描きました。

piyotan_170115_01.jpg

酉年と言う事もあるのですが、ちょうど一年前に描いた「ピュアはじめ 2016」に関して、見れば見るほどポーズが不自然で、お尻を強調したいのかしたくないのかはっきりしない、何とも煮え切らない仕上がりになっているのが気になっていました。そのため、同様のテーマで再挑戦したかったと言う事も理由の一つです。

それはそれとして、ピヨたんが参加しているミニアルバムの「激メシ!!わがにゃの晩ごはん」という楽曲。すき焼きを作るはずだったのにビーフカツが出来きあがり、ピヨたんが「おい!すき焼きは!」とツッコんでいたり、再生直後のにゃーたんが飛び込んでくるところで、おそらくピヨたんは蹴られたのか、「いってぇ!」と言っていたり、なかなか自由な楽曲で楽しいです。

最近変わった事 01

bt_dolma005_09.gif去年の今頃かそれ以前の描き方と比較して、手段とか思想とかでずいぶん変化したと思う点がここ最近の間に色々発生したので、何回かに分けて書いてみようと思います。

今回は「鼻」について。私はこう見えてもデッサンとかクロッキーから始まった人間なので、人物や石膏像をデッサンしながら「鼻ってこんな複雑な形をしているのか」とよく思いました。例えば鼻孔のふちとか鼻柱の付け根とか、そういった細かい部分の陰影も先入観なくとらえて表現しないと、何ともしまらない結果になってしまいます。

「絵画」ならそうなんですが「かわいいイラスト」においてはそんなところ描き込んでる場合じゃありません。大体線とか点です。確かにそうだなと思いながらも私のこれまでのそういった経緯もあり、自分で描いて「これは何なんだろう」と思っていました。

一応、自分の中では「線は鼻背か鼻柱を表す」、「通常は鼻孔のある面に影ができる」と定義していました。ですが最近は「線で表すのは鼻背のみである」、「陰影に関しては鼻背から鼻翼にかけてを『濃く』する」と考えるようになりました。

その変化を実例で見てみましょう。下の図は左から2016年1月、同11月、後の二つは2017年1月、つまりつい最近です。

nose_170107_01.jpg

一番左は正に鼻柱を線でとらえたもの。どちらかと言えば鼻柱の面がこちらを向いている時はそうすべきだと思っていました。ただ表現として何ともしっくりこない感じはしていました。この頃から。

左から2番目は線によって鼻背から鼻尖あたりまでを表現したもの。大きく描いた事とそういった角度だったと言う事からこうなりましたが、これくらいの大きさで表現するのであればこれはこれでありだと思います。

右から2番目は表現を変えるきっかけになったもの。正直この線が何を表しているのか私自身もよく分からず。影もどう塗ればいいのか分からないので全体的に色を付けてごまかしたら、意外とそんなに悪くない気がしました。

その経験から改めて他の方の作品を観てみると、確かに「理論的な陰影」と言う概念とは別の感覚で塗られているものも少なくない事に気が付きます。と言う事でその方向をもう少し追及してみたものが一番右です。

確かに、あれだけ複雑な造形を単純な線とか点とか、場合によっては描かない事もあるような表現において、それを陰影でとらえようとする事は無理があるのかもしれません。

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