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やせた?(線が)

bt_riho_01.jpg最近になり、CLIP STUDIO PAINTの今更的な使い方(正しい使い方)にいろいろ気が付いて、それらは別途記事にしようと思うのですが、そんな事に関連して、先日の「武蔵野ロック研究所 018」で、妙に線が細くなったと感じた原因について書いてみようと思います。

まず自分の作業環境について少し説明が必要なのですが、4コマ漫画をブログに載せるにあたり、可視可読に配慮したサイズとポップアップする仕様を考慮すると、通常の漫画原稿用紙ではなくコマ単位で簡単に書き出せる環境が必要だと考えました。

と言う事で出来上がったのが1ページ1コマ仕様のページです。具体的には以下の画像のようになっています。

clip_studio_paint_180819_01.jpg

仕上がりサイズが実際の1コマの大きさ(85mm×63mm)、経ち落とし幅が10mm、その為キャンバスサイズとしては105mm×83mmになり、それが4ページで1作品となっています。つまり4コマ漫画1本で1作品扱いと言う訳です。経ち落として10mm余裕を持たせているのは、ある程度余白があった方が下描きなどを描きやすいのと、書き出し段階で多少位置を調整したくなっても都合が付くよう、仕上がりサイズより大きめに描いているためです。

さて、ここからが間抜けな話になるのですが、このページを画像ファイルとして書き出す際、キャンバスサイズが仕上がりサイズの別ファイルを作成して、そこに原稿をファイルオブジェクトとして読み込み、そしてそこから書き出していました。多分当時は何らかの事情でそうしていたのだと思います、、、多分。そうでなければ間抜けすぎますから、、、

本来であれば「複数ページ書き出し>一括書き出し」で、「トンボの内側」を指定して書き出せば簡単です。せっかく仕上がりサイズを設定しているので。

と言う事で「武蔵野ロック研究所 018」では本来正しいと思われる方法で書き出して、「あぁ、これは楽でいいや」と思ったのですが、改めて見るとなんだか妙に線が頼りない感じがします。

最初は自分の「ノリ」が悪かったのだろうと思っていたのですが、ここまでの経緯を考えると、もしかしたら書き出し方法の違いが影響しているのかもしれない、と考えるようになりました。

と言う事でそれぞれの方法で改めて書き出して比較してみる事にしました。書き出し方法としてはいずれも「複数ページ書き出し>一括書き出し」で、ファイルの種類はJPEG、書き出し設定は「出力範囲」を除き以下の画像のとおりです。(出力範囲が異なるのは、仕上がりサイズ等の設定有無により出力範囲の設定可不可が異なるため)

clip_studio_paint_180819_02.jpg

そして実際に書き出したのが以下の2枚です。1枚目が本来正しいと思われる方法、2枚目が今までのファイルオブジェクトを使用する方法です。

clip_studio_paint_180819_03.jpg

clip_studio_paint_180819_04.jpg

わずかの違いと言えばそうなのですが、実際本来正しいと思われる方法の方がやはり線がやせて見えます。本来正しい方を基準にすれば、「ファイルオブジェクトを使用した方が太くなる」と言った方が良いのでしょうか。

以上の結果を踏まえ、ではどちらが良いかと言うと「ファイルオブジェクトを使用した方」が私の好みです。であれば、これからもそっちの方法で書き出すのかと言うと、それもどうかと思います。いちいちファイルオブジェクト設定するのも面倒ですし。

問題が解決したために、「さてどうしたものか」と言う事態になってしまいました。

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 12

bt_alice_01.jpg「武ロ研」は順調にペン入れ、仕上げ段階に進んだのですが、結局今週には間に合いませんでした。本当に、必死になって頑張ったのですが。(「言うだけならタダ」みたいな事を考えてる顔)

そんな訳で、ふと思い出した「あー、そういえばそんな事あった」的な、私の大きな勘違いに関して書いてみようと思います。具体的には「CLIP STUDIO PAINT」の「色の設定」、特に「カラーサークル」についてです。途中で大きく間違えているところがあるので気を付けて読んでみてください。

clip_studio_paint_180805_01.jpg
↑カラーサークル

カラーサークルを始めて見たのはホント、十数年前になるのではないかと思います。最初は抵抗感あったのですが、外円で色相を選んで、内部の四角で彩度、明度を選ぶこの方法は、思ったよりも使い勝手が良く直感的に色を選択できるので、ずっとこの方法を使っていました。

ただ、同様にずっと気になっていたのが「色の欠損」です。理屈で考えると彩度と明度は256x256段階になるので、つまり内部の正方形は「256x256px」以上の大きさがなければ選択できる色に欠損が発生する、と言う事になります。そう考えると、このカラーサークルは結構場所をとるので、ワークスペース的に意外と都合が悪いです。

そういった事情もあり、少し前まではカラーサークル以前の主流、「カラースライダー」を使っていました。これだって横256px無いと欠損するはずなのですが、少なくとも数値で指定したり、ボタンで数値を上下される事が出来るので、理屈で言えばすべての色を補える事になります。

clip_studio_paint_180805_02.jpg
↑カラースライダー

しかし、実際に数値を入力したり、ボタンでいちいちブラスマイナスして色を選択するかと言うと、自分にとってはあまり現実的ではありません。

そしてその問題何とかならんのかと考えた時、唐突に自分の大きな勘違いに気が付きます。それは「カラーサークルの彩度、明度は100段階」と言う事です。厳密にいえば0~100の101段階でしょうか、つまり内部の正方形のサイズは101x101pxと言う事になります。

「それくらいのサイズならいいんじゃないのか」と言う事で、私の環境での色の設定は再びカラーサークルに戻りました。一番最初のカラーサークルの画像のサイズで、欠損が発生しないジャストサイズ、だと思います。

まあ、そんな事言っていますが、実際にはもっとおおざっぱな感覚で色を選んでいます。(いつものノリ)

それはそれとして、武ロ研を必死になって頑張ったと言っている割には、こんなのを描いて「Pawoo」にあげている程度の余裕はあるようです。

sketch_180804_01.jpg

いや違うんだ、最近カラーを描く機会がなかったので、彼女とは塗りの感覚の確認だけの関係なんだ。(ある意味男らしい言い訳)

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 11

bt_nao_01.jpg前回の「武ロ研」から1か月以上経ってしまいましたが、いまだに下描き段階なので何か適当な話で場をつなごうと思います。

とは言え、ココは一応イラスト系に特化したブログですし(本人談)、あまりベテランビギナーのギター談義ばかりになるのもいかがなものかと思うので、最近解決した「タブレットのタッチホイールに関する異常動作」について書いてみます。「CLIP STUDIO PAINTじゃないじゃん」と思うかもしれませんが、CLIP STUDIO PAINT上で発生する症状でしたので、一応そういう事にしてみました。

具体的には「ズームが異常反応する」と言う事なんですが、まずは当時の使用環境(今月頭くらい)を挙げてみます。

intuos_180729_01.jpg

と示されても分かりにくいと思うので、どうなっているのかと言うと、「タッチホールにズームイン、アウトのショートカットを登録」して使用していました。

さらに具体的に示すとこうなっています。

intuos_180729_02.jpg

そしてどういった症状が起こっていたかと言うと、タッチホイールにちょっと触っただけで異常にズームが反応してしまい、すぐに最小又は最大になってしまうので全く役に立たないと言う状況でした。この症状が早ければ起動直後、総合的な感覚では日に1、2回は発生すると言う感じでした。

ドライバのアップデートでの改善を期待していたのですが、一向に改善せず、そもそもインターネット上で同様の症状と解決策を探してみたのですが、全く見つからなかったので、おそらくウチの環境に依存する症状なのだと思います。

これが本当にストレスだったのですが、ある日何かのはずみでマウスのスクロールホイールを回したら、同様にズームするのですがその動作がものすごくスムーズなので、これはいいなと思いました。

と言う事で、タブレットの設定を以下のように変更してみました。

intuos_180729_03.jpg
何かで使うかもしれないので、キーストロークのズームも一応残してあります。また、他のアプリケーションでタブレットを使う事が基本的にないので、余計なアプリケーションの登録は削除しました。

その結果、タッチホイールの異常反応、と言うか、ズームの異常反応は発生しなくなりました。少なくとも設定変更以降、現在までの約1ヶ月間で発生回数は0回です。

と言う事なのですが、よく考えると根本的な原因の特定と解決には至っていなくて、現在の設定に見切りをつけたらいい結果になったと言う感じです。でもそれはそれでよいのではないでしょうか。

ただ、この設定も欠点があって、ポインタがキャンバス上にないとズームが反応しません。例えばポインタがレイヤーパレット上に乗っているので、タッチホイールを操作しても反応しなくて「ンモー」となる事がよくあります。ですが、異常動作のたびにタブレットドライバをバックアップから復元する手間に比べたらはるかにましでしょう。

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 10

bt_riho_04.jpg前回、話が長くなってきたので「続きは次回にします」としていた事をすっかり忘れてギターメモを書いていたので、気を取り直して「CLIP STUDIO PAINT(以下「CSP」)の定規で」苦労した話を書いてみようと思います。

前回の話をまとめると、「ComicStudioと仕様が違うので困った」という事になります。自分が間抜けだという言い方もできます。

さて、その問題をどう解決したものかと考えたのですが、結局CSPの仕様を「ComicStudio」の仕様に合わせる事に限界を感じたので、私の方をCSPに合わせる事にしました。ポイントとしては、

  1. 描画するレイヤーに定規を作成する。
  2. 一つのレイヤーに複数の定規を作成する。

と言う二点です。

前回書きましたが、仕様の違いで最も問題になったのは「定規を選択するとそのレイヤーが選択されてしまう(=別レイヤーに描画してしまう)」点でした。これについては1により描画対象も定規も同一のレイヤーになるので解決します。多分CSPを開発した人がこのブログを読んだら「だから最初からそうしろ」と思うに違いありません。

強いてそうしていなかった理由をあげるなら、それは2に関わる事になりますが、単純に定規と言っても曲線定規、平行線定規、同心円定規など複数の定規を利用するにあたり、それらが同一レイヤーに存在して問題はないのか、と言う点です。

問題があるもないも、もうそうするしかないので試しにやってみたら、全く問題ありませんでした。

あまり分かりやすい画像がなかったのですが、例えば下のスクリーンショットになります。

clip_studio_paint_180520_01.jpg

「ペン」レイヤー上に使用した定規が混在していますが、不要なものは邪魔にならないところまで移動したり(キャンバス外の曲線定規)、スナップを解除(平行線定規、同心円定規)すれば、思ったよりも煩わしくありません。

また、下描きレイヤーで使用した定規をペン入れのレイヤーでも利用したいと言う事はいかにもよくある事例だと思いますが、単純にレイヤー上の定規アイコンをドラッグアンドドロップで定規を移動できますし、個別にコピーペーストする事もできます。思った以上に便利です。多分CSPを開発した人がこのブログを読んだら「だから最初からそうしろ」と再び思うに違いありません。

改めて考えるとCSPにもずいぶん慣れてきたなと思います。やっぱり「前はそうだった」程度の事にこだわりっぱなしになるのもよくないのかもしれません。

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 09

bt_nao_01.jpgずいぶんとギターの話が続いたので、久しぶりにイラスト関係の事、CLIP STUDIO PAINT(以下「CSP」)の事を書いてみようと思います。今回は「定規」で苦労した話です。

タブレットの質感はどうしても紙とは異なるので、曲線の描画が安定しないと感じている私にとって、定規は「IllustStudio」「ComicStudio」の頃から非常に重要な機能です。

ですが、CSPに移行して非常に困った事の一つが定規の仕様が根本的に異なる点でした。具体的には「定規レイヤー」があるかないかと言う事です。

例えば「ComicStudio」での定規の扱いは以下のようになっていました。

clip_studio_paint_180512_01.jpg

「定規レイヤー」と言う概念があるので、とりあえず定規レイヤーを作る、定規を作る、あらゆるレイヤーで共有できると、自分と相性が良かったのか、ソフトを使い始めた当初から違和感なく活用できていました。

ところが、CSPを使い始めてから、どこを探しても「定規レイヤー」が存在していない。調べてみるとどうやら定規はラスターなりベクターなり、描画するレイヤーへ完全に依存するものになっていました。

さてどうしたものかと考えましたが、描画レイヤーに依存しながらも他レイヤーに対して有効にする事は出来るので、こうなりました。

clip_studio_paint_180512_02.jpg

とりあえずベクターレイヤーを作る、そこに定規を作成する、設定をすればあらゆるレイヤーで共有できると、一見「定規レイヤー」と同じような感じです。それでもやはり「自作定規レイヤー」はいろいろと仕様が異なるところがあり、特に不便なのが「定規を選択するとそのレイヤーが選択されてしまう」事でした。

例えば「ComicStudio」の場合は、ペン入れ中に定規を使おうと思ったら、

  1. 「定規選択」ツールに切り替える
  2. 定規を編集する
  3. 「ペン」ツールに切り替える
  4. ペンを入れる

と言う操作で済むのですが、CSPで作った自作定規レイヤーでは、

  1. 「オブジェクトツール」に切り替える
  2. 定規を編集する(と自動的に自作定規レイヤーが選択される)
  3. ペン入れのレイヤーを選択する
  4. 「ペン」ツールに切り替える
  5. ペンを入れる

と言うようにひと手間増えます。

それくらいなら別にいいと思います、何がダメかと言うと、3番目の「ペン入れのレイヤーを選択する」をちょいちょい忘れて自作定規レイヤーに一生懸命描き込んでいる事態が頻繁に発生する事です。それって、つまり、自分がダメと言う事でしょうか。

どれだけダメかと言うと、

  1. 「オブジェクトツール」に切り替える
  2. 定規を編集する(と自動的に自作定規レイヤーが選択される)
  3. ペン入れのレイヤーを「選択しない」
  4. 「ペン」ツールに切り替える
  5. 一生懸命描き込む
  6. しばらくしてレイヤーを間違えている事に気が付く
  7. 描いた線を消す
  8. ペン入れのレイヤーを選択する
  9. 一生懸命描き直す

と言う感じです。こうなってくると定規レイヤーの仕様の違いがどれだけ大きく影響するか伝わるのではないかと思います。まあ、悪いのは自分なんですが。

ちなみに、自作定規レイヤーにレイヤーカラーが設定されているのは「一生懸命描き込む」のを防止する為のせめてものアイデアです。ただ、レイヤーの切り替え忘れを防止する事は出来ないので、結局かかる手間は同じです。

話が長くなってもはやただの愚痴なので、続きは次回にしようと思います。

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 08

bt_riho_03.jpg年度末は何かと忙しく、平日のそのツケが週末に回ってきてしまうため、ブログもサクッと書けるものをとネタ帳をあさったら、また「ファイルオブジェクト」が絡む話になりました。今回は「ファイルオブジェクトを利用したチェック用画像の作成」です。私は「ドラフト」なんて呼んでいるので、以下「チェック用画像」を「ドラフト」とします。

私は「時間をかけて描かないとダメなタイプ」なので、先日の「難所」のように2ヶ月近くのんきに描いていたりもします。いや、そんなに長い事はまれなんですが。

少なくとも週末描いて、終わらなかったので来週続きを、と言う事はよくあります。そんな時、平日の通勤電車や昼休みに、ふと「あの描画おかしくなかったか?」とか、「時間が経ったので改めて見るとどうなんだろうか」とか気になったりもします。そのため、ドラフトを書き出しておいてスマートフォンで確認する、と言う訳です。

ただ、スマートフォンの画面もそんなに大きくないので、作業中ファイルからそのまま書き出すと余白が邪魔だったり、キャンバスサイズを変えるのもちょっと怖かったり、書き出したものをトリミングするのもどちらかと言えばめんどくさかったりと感じます。

そこで考えたのが「ファイルオブジェクト」を利用したドラフトの作成です。具体的には以下のような手順です。

1. 都合の良い大きさ(例えばスマートフォンの画面サイズ)でドラフト用のCLIP STUDIO PAINT形式ファイルを作成します。ちなみに「難所」の時は、チェックする機会も多かったので、最終的に「全体用」と「等倍用」の2種類のファイルを作りました。
clip_studio_paint_180303_01.jpg

2. 作業中ファイルからファイルオブジェクトを作成する。

3. 都合の良い場所に保存する。保存したドラフトファイルはCLIP STUDIOポータルの「お気に入り」に登録してもよいでしょう。
clip_studio_paint_180303_02.jpg

そして、実際に描きだす際には、

4. ドラフトファイルを開く。

5. ファイルオブジェクトを更新する。

6. 画像を統合して書き出す。またその際、名前を変えて保存し、前回と今回の比較ができるようにするのも良いかもしれません。
clip_studio_paint_180303_03.jpg

そしてそのドラフトをクラウドストレージで管理すれば、スマートフォンからいつでも確認できる、と言う訳です。正に通信技術の勝利、化学忍者隊もビックリです。

しかしまあ改めて書いてみると、これはこれでそこそこ面倒くさいような気もしますが、

  • 作成中のファイルには影響しない。
  • 下描きレイヤー、文字等を使用していた場合でも書き出し時の非表示設定に影響なく、見たままの状態で書き出せる。
  • 常に同じ位置でトリミングされる。(個人的にはここが気に入っています)

と言うメリットがあります。

一応自分としては図々しくも「オゥ、イッツスマート!」くらいには思っていますので、何かのご参考になれば幸いです。

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 07

bt_mio_02.jpgもう少しネタがあるので今回もCLIP STUDIO PANITの「ファイルオブジェクト」について、いつか役に立つかもしれないがその頃には忘れているような情報を書いてみようと思います。今回も参照する側のファイルを「ファイル」、参照される側のファイルを「オブジェクト」と呼ぶ事にします。

今回は「パスとキャッシュ的な話」です。話の性質上「パス」と、さらに「相対パス」、「絶対パス」について書き始めたら、1時間書いてもまとまらなかったので割愛しました。それらが不明な方は申し訳ありませんがPCにおける一般的な話として調べていただければと思います。

CLIP STUDIO PAINTの「ファイルオブジェクト」も外部参照である以上パスが設定されている訳で、自分もそういう事は分かっているつもりだったのですが、作業をしばらく進めてから気が付きました「あれ?このパスって『相対パス』?、『絶対パス』?」と。特に私の場合「作業するフォルダ」と「保管するフォルダ」が分かれているので、そういう事は事前に確認しないといわゆる「リンク切れ」になるのですが、全く失念していました。我ながら結構間抜けです。

結果的にどちらなのかと言えば、どちらも可能です。例えば、ファイルオブジェクトをオブジェクトツールで選択すると、ツールプロパティパネルでパスを確認できます。

clip_studio_paint_180204_01.jpg
いかにも相対パス

clip_studio_paint_180204_02.jpg
明らかな絶対パス

ただ、その設定方法がちょっと変わっていて、「オブジェクトを保存する場所」で決まります。具体的には、

  • ファイルの保存場所以下の階層にオブジェクトが保存されていれば相対パス
  • ファイルよりも上の階層に上がって参照する必要がある場合は絶対パス

となっています。マニュアルを調べても具体的な記述を見つけられなかったのですが、こちらの情報が参考になりました。

CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード
ファイルオブジェクトに関する要望

あまりこういう仕様を見たことがなかったので不思議な感じはしましたが、併せて「キャッシュ」的な仕様(と言う表現でよいのか分かりませんが)も変わっていて、実はパスが変わってオブジェクトを参照できない状態になっても画像としては表示されます。また、編集も可能です。

clip_studio_paint_180204_03.jpg
「状態」に注目。参照が切れた状態でも各種編集操作は可能。(諸事情によりパスを一部非表示にしてあります)

「外部参照」としてその仕様はどうなんでしょうか、と意見が分かれそうな感じもしますが、実は最初に仕様を理解しいない状態でファイルオブジェクトを使い始めた私の「ドリームクラブ2017」では一部のファイルがオブジェクトを見つけられない状態(計15枚)になっていますが、一応作品としては無事書き出せたので、個人的にはありだと思います。

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 06

bt_riho_03.jpg前回のテーマ「読み込むファイルはどの形式が良いのか」と関係あるような気がするようなしないような話ですが、「IllustStudio形式(.xpg)」のファイルを読み込むにはどうすればいいのか、と言う状況になった時に気が付いた事象について、参考情報的に書いておこうと思います。

「IllustStudio形式」のファイルはファイルオブジェクトとして利用できない形式なので対応した形式に変換する必要があるのですが、最初に候補として挙がったのはやはり「PNG」と「CLIP STUDIO PAINT形式」です。そして私の判断では「状況によっては基のファイルを修正、編集する可能性もありうる」と言う点で「CLIP STUDIO PAINT形式」を選択しました。

その為、「IllustStudio形式」ファイルを「CLIP STUDIO PAINT」で開き、「CLIP STUDIO PAINT形式」で保存し、それをファイルオブジェクトとして使用しました。その作業自体は問題なく完了したのですが、ふと見ると、読み込んだ画像の一部に汚れのようなものが発生している事に気が付きました。

clip_studio_paint_180128_01.jpg
頬のところの黒い点状のもの。左が100%表示、右が300%表示。

最初はやはりIllustStudioの段階でついていたのだろうと思って確認したのですが、実際にはありませんでした。CLIP STUDIO PAINT形式で保存した段階で発生したもののようです。

具体的な汚れの正体に関しては主線を入れるのに使用していた「ベクターレイヤー」でした。恐らくですがIllustStudioの段階では表現されなかった描画、例えばうっかりペン先が触れたか触れなかったか程度のわずかな描画が、CLIP STUDIO PAINTでは表現された結果ではないかと思います。

画像のように目立つ場所にあれば分かりますが、目立たない場所にあるものをチェックするのは困難ですし、そもそもチェックする事自体不要な作業と言えます。

と言う事で、事象の報告と併せて、「IllustStudio形式」ファイルをCLIP STUDIO PAINTのファイルオブジェクトとして利用する際には「PNG形式」の利用をお勧めします。お勧めしますが、そもそも「IllustStudio形式」ファイルをCLIP STUDIO PAINTのファイルオブジェクトとして利用する事自体もうそんなにないのかもしれません。(いつものノリ)

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 05

bt_dtm_01.jpg泊りがけで社会的な労働を行っていたり、体調を崩して寝込んでブログも書けなかったり、年度末の追い込まれムードで毎日残業だったりと、ここ2週間はほとんど何もできていない感じがします。皆様も体調にお気を付けください。

それはそれとして、前回からだいぶ間が空いてしまったのですが、「CLIP STUDIO PAINT」(以下CSP)の「ファイルオブジェクト」機能について掘り下げてみようと思います。今回は「読み込むファイルはどの形式が良いのか」についてです。

もともとPNGの画像しかないような状況なら考える必要もありません。ですが、自分でイラストを描くとCSP形式のファイルとそこから書き出したPNGファイルが存在していたりして、さてどちらをファイルオブジェクトとして読み込むのが適切なのだろうかと、実際軽く悩みました。

基本はCSP形式ファイルだと思います。単純に一番ストレートなつながり方だと思いますので。ですが作業を進めていくうちに、特定の条件においてはあえて書き出したファイル(PNGなど)を使用した方が後々面倒くさい事にならないかもしれないと思いました。具体的には「基のファイルを複数のファイルで使用する場合」です。

以下、どっちがどっちのファイルなのか分かりにくいので

  • 読み込まれる側(基のファイル)=オブジェクト
  • 読み込む側=ファイル

とします。

と言う事を踏まえて実例をまとめると以下のようになります

clip_studio_paint_180120_01.jpg

また例によってホストガールズの事例ですが、個別に描いた計15枚のホストガールのイラストは、ファイル01~03で読み込まれる事になります。こういった場合、各ファイル用のオブジェクトを作成して読み込む方が無難かもしれません。

何故か。それは一番ストレートなつながり方ゆえに「オブジェクトに加えた変更が他のファイルにも反映されてしまうから」です。

「File_01」に関しては実際には「Illuctrator」を使用しているので話から省きます。「File_02」は普通に仕上がった状態のオブジェクトを使用しました。そして「File_03」が逆光表現の関係上、オブジェクトから発光処理を非表示にしたオブジェクトを使用しています。つまり、オブジェクトをそのように編集してしまうとFile_02のホストガールからも発光処理がなくなってしまう、と言う事になります。

clip_studio_paint_180120_02.jpg
左がFile_02で使用したオブジェクト、右がFile_03で使用したオブジェクト。

とはいえ、あくまでも「共有すると反映される」と言う事なので、別にPNGが優秀と言う訳でもなく、CSP形式を複製して使用するのももちろん問題ないと思いますし、PNGも共有してしまったら意味がなくなってしまいます。(そう考えると、そもそもの「読み込むファイルはどの形式が良いのか」というテーマからはずいぶん離れたところに着地した感じがします)

と、その時思った事を書いてみましたが、実際そこまで複雑な作業になる事は少ないのかもしれません。ですが、作業を進めていろいろと可能性を広げていくと、思わぬ落とし穴に陥ったりもするので、とりあえずはそのようにしておくのが無難だと思います。

CLIP STUDIO PAINTいまさらメモ 04

bt_nao_02.jpg私なんかがpixivにあげるような作品は、仕上がりサイズに関する計画性がほとんどないので、とりあえずA4で描いて、何となく4:3とか正方形とかにトリミングして仕上げると言う事が良くあります。ただ、基のファイルをトリミングするのは結構度胸がいるので、IllustStudioを使っていた頃は、基のファイルをコピーしてトリミングするかPNGで書き出してそれをトリミングすると言う方法をとっていました。

そこで発生する問題が「トリミングしてる時にミスを見つけてしまう事」です。コピーしたファイル(IllustStudio形式ファイル)を使用している時はついそのまま修正しちゃったりするのですが、それだと基のファイルとの誤差が発生しますし、基のファイルを修正するにしてもまたコピーとか書き出しとかして、結局トリミングはイチからやり直しです。

トリミング自体そんなに大した作業ではないにしても、やっぱり思うのは「よくある『外部参照』的な機能があればいいのに」と言う事だったのですが、CLIP STUDIO PAINTでついに追加されました。それが「ファイルオブジェクト」です。

利用方法の一例ですが、SNSにアップするために完成、未完成に関わらず作品の全体または一部をトリミングしたい、と言うシーンにおいて、

1. 希望するサイズのキャンバスを作成する。(例えばこのブログの記事エリアの幅に合わせて406pxの正方形) clip_studio_paint_171126_01.jpg

2. 「ファイル」>「読み込み」>「ファイルオブジェクトを作成」を選択して、希望のファイルを読み込む。 clip_studio_paint_171126_02.jpg

3. 基の解像度を保ったまま自由に拡大縮小できるので、キャンバスサイズに合わせて配置する。(画像はプロパティの一例) clip_studio_paint_171126_03.jpg

4. 好みの形式で書き出す。 clip_studio_paint_171126_04.jpg

と言う方法で作成すれば、ファイルを書き出してトリミングする必要もなければ、基のファイルを変に編集した状態でうっかり保存してしまうと言う事も無くなるでしょう。また、それと併せて、基のファイルを編集すればファイルオブジェクトを設置した側にも反映されるので、いちいち書き出しや読み込みをする必要がなく、管理が楽になります。

もう少し掘り下げられそうなので、あと何回かファイルオブジェクトについて書いてみようと思います。

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