「TAB-MATE CONTROLLER」と私

bt_dolma005_09.gif株式会社セルシスが、「CLIP STUDIO PAINT」などで使用できる作業補助的なコントローラ、「TAB-MATE CONTROLLER」(以下TAB-MATE)を発表したのも発売したのも、結構前だと思います。つまり、例によって今更な話になります。

発表当時私はそれを特に必要としていませんでした。現在の作業環境で満足していたと同時に、タブレットでの描画時、私の左手は「頬杖を付く」という重要な役割を持っている為、使用する余裕がありませんでした。職場で仕事しているわけではないので、自分がリラックスできる体勢で作業するのも大切だと思います。

話は一気に飛んで数日前になるのですが、ちょっとした理由から「プログラマブルキーボード」と言うヤツを物色していました。それは思ったより高価で、そこまでして必要ないという事になったのですが、そのついでに一つの可能性として「TAB-MATE」の情報も確認してみると、その価格の安さに驚きます。通常4,000円、優待割引で2,000円です。そんな訳で、多分使わないだろうなぁと思いながらも購入してみました。

現在の作業環境では、タブレットとペンとボタンの組み合わせで、回転、拡大、スクロール、アンドゥ、リドゥは全て右手だけで操作でき、また「TAB-MATE」と比較すると、やはり現状のほうが操作に慣れているので快適といえます。

そんな訳で早速出番がなくなってしまった「TAB-MATE」ですが、やはりその価格を考えるとその手の悩みをお持ちの方には結構お買い得だと思います。また、「マウスモード」もなかなか良く設計できていて、その手の入力デバイスをお探しの方も選択肢の一つに入れてみるとよいと思いました。

clip_141105_01.jpg

しかし、私の作業環境で「TAB-MATE」の出番が無いというのも、使い慣れた「Intuos 3」が使える事が前提。コレもいつかは修理不能な状況になり、新しいタブレットを購入したら、その時は「TAB-MATE」の出番が来るのかも知れません。または、Intuosの新モデルでは再び両側にボタンが配置されればいいんだけどなぁ、、、

アクション!コミックスタジォ!

bt_giant_ozaki_04_01.gif「ComicStudio」を使うようになって随分経つと思うんですが、「アクション」と言う機能があるのに気が付いたのも、それを使うようになったのも割と最近の事です。

「アクション」とは、「作業の手順を記録し再現する機能」と言うものです。グラフィック系にか限らず、他のソフトウェアでも同様の機能はあると思います。

実際、私がよく行う作業として以下のような操作があります。

  1. マジックワンドを使って選択を行う。
  2. ラスターレイヤー(黒白2bit)を作成する。
  3. レイヤー表示色をグレースケールにする。
  4. 選択範囲を反転する。
  5. 選択範囲をホワイトで描画する。
  6. 選択範囲を解除する。
  7. レイヤーをフォルダ内最下層に移動する。

1コマに1回以上は必ず行う作業ですが、特にわずらわしいと思わず手作業で行っていました。ですが、せっかく「アクション」という機能があるのならば、という事で記録してみました。

comicstudio_140424_01.jpg

流石に1と7の手順は自動化できませんが(レイヤー移動については要確認)、それ以外は上記の様に記録する事が可能です。ちなみに、上の方にある赤い丸を押すと記録が始まり、もう一度押すと記録が止まります。一般的なプレイヤー類の録音、録画と同じような感覚です。

また、個人的には雑多な手順の簡易化意外にも利便性があると思います。具体的には、ハイライト等の「ホワイト」を描画するレイヤーを作成する時に、

  1. 新規レイヤーを作成し、レイヤー名を「ホワイト」にする。
  2. 「ベクターレイヤー」を選択する。
  3. 「OK」をクリックする。

と、割と単純な操作を行うのですが、よく間違えるんですね。これが。例えばベクターレイヤーを選択し忘れたり、レイヤー名を変更し忘れたり。という事で、そういった単純な作業でも「アクション」に記録する事により、ミスしてレイヤーを消してもう一回作成してまた同じミスして、、、と言うようなわずらわしさを避けられると思います。

comicstudio_140424_02.jpg

「アクション」、思ったよりも細かいところまで設定、記録できます。

DOLM@ンガシアターができるまで 15

bt_yukiho_01.gif詳細までは確認していないのですが、私が愛用していた「ComicStudio」「IllustStudio」は、2013年以降に販売終了となるそうです。実は「これだけ使いこなしているんだから、次回バージョンアップの際はComicStudioEX(今はPro)にバージョンアップしてもバチは当たらないだろう」と思っていたのですが、その日はやってこないようです。ちょっと残念。という訳で、このシリーズも今回で最終回にしようと思います。

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DOLM@ンガシアターができるまで 14

bt_dolma021_01.gifim@s TUKU-tail Party BD」の方がひと山越えたので、ちゃんとブログ更新しようと思います。まぁ、もうひと山残っているわけなんですが、、、

前回、「次回の為の前置き」的な事を書いて、そのまま1ヶ月経過してしまいましたが、今回から何回かに分けて、本来であれば基本中の基本、私にとっては応用的な機能である「コマ割り」を使ったある事例について振り返ってみようと思います。

まず、今回の事例について説明です。私の所属しているコミュニティ「ニコマス2009年5月デビューPの集い」の合作「その瞳に灯るもの」の制作の際、他のメンバーの方からの依頼で以下の4点のカットをComicStudioで制作しました。

comicstudio_120528_01.jpg

comicstudio_120528_02.jpg

comicstudio_120528_03.jpg

comicstudio_120528_04.jpg

さらにその後、これらのカットを以下のようにまとめて欲しいと依頼されました。

comicstudio_120528_05.jpg

もううろ覚えですが、たぶんそんな流れだったと思います。なんか、違うような気もしてきました。とにかくそんな感じです。

その、画像をまとめる方法について、得意のAdobe Illustratorを使用しようかと思ったのですが、Illustratorにしろ、Photoshopにしろ、別ソフトで作業を行うには以下のような懸念点がありました。

  • どうしても画像をビットマップで書き出すの事になるので、書き出し後はカットの大きさの調整に制限が発生する。
  • 背景もComicStudioから書き出すにしても、素材の入れ替えや拡大縮小による調整など、制限が発生する。

そのため、出来ればやはりComicStudio上で全て処理出来ればよさそうなのですが、その場合に問題だったのが、「いかに各カットをマスクするか」つまり、不要な部分をどのように非表示にするかです。

最初は「そんな方法無い」と思っていたのですが、何か手はあるだろうと考えていたら「なんだ、コマを割れば良いのか」という事に気が付きました。普段「DOLM@ンガシアター」を作っている時はコマを割る必要がなかったので、意外な盲点でした。

この事例についての説明で終わってしまいましたが、先が長くなりそうなので今回はここまでにしておきます。

DOLM@ンガシアターができるまで 13

bt_chihaya_01.gif時間がナイヤガラの滝、もとい、無いながらも、ドリームクラブZEROには頻繁に通っています。あすかさんのプロフィールをコンプリートするはずだったのに、なぜか亜麻音さんのプロフィールをコンプリートして1年が終わりました。

遊んでばっかりみたいになるのも嫌なので、ブログを更新しておこうと思います。

今回は「素材」についてです。内容はそんな対したものではありません。と書いて、「じゃあいつもはたいした内容なのか」と、自分で自分にQuestion。まあ、それはさておき、実は今回の内容は次回の為の前置きだったりします。

「素材」とは、レイヤー、レイヤーをまとめたフォルダ、定規など、ComicStudioで制作、使用される様々なものを登録して使いまわすことが出来る、便利な機能です。「Adobe Flash」の「シンボル」と似てるかもしれません。「シンボル」と「シンボルインスタンス」がリンクすると言う点を除いて。

まずは、これが素材フォルダです。今回の説明で対象になるのは[マテリアル]>[ユーザー]のフォルダなので、注意です。

comicstudio_120417_01.jpg

使い方については私が説明するまでも無いのですが、簡単な方法としては、「レイヤー」のウィンドウから登録したいものをこのウィンドウにドロップ、素材を使う時はここからページにドロップするだけです。ページ内に、登録した素材と全く同じレイヤーが作成されます。もちろん編集も出来ます。

私の具体的な使い方ですが、まずは左上の「765プロ」。お話が765プロで起こっている時の必須背景です。ちなみに「使うときはページのドロップ」と書きましたが、ドロップするとドロップした場所が中心になってしまいます。素材を登録した時と同じ場所に配置したい場合は、(上の画像では分かりにくいですが)ウィンドウ左上にある「素材の貼り付け」アイコンをクリックします。

残り三つはテキストレイヤーです。「タイトル」については毎回全く同じものなのでそのまま使いまわします。「サブタイトル01/02」は毎回内容は変わりますが書式が同じなので、素材として登録しておけば、いちいち「フォントなんだったっけ、サイズこれでいいんだっけ」と悩まなくてすむので、ラクチンです。

でも、改めて見ると、頻繁に使うとは言え、素材化してるのはこれだけなので、なんだかさみしい感じです。

DOLM@ンガシアターができるまで 12

dolma003_05.gif前回の記事で「2つの合作に参加していて、そのうちのひとつはまだ秘密」と書いたのですが、宣伝動画ですでに名前を載せていただいているので白状しますと、「ニコマス昭和メドレー4」に参加させていただいています。なかなか、昭和感が出ないんだな。(真顔)

さて、今回は苦手の「背景」についてです、普段時間を短縮するためにトーンを貼るだけだったりする背景ですが、状況説明的な意味で風景をしっかりと表現しなくてはいけない場合があります。その時に備えて、たまに真剣に「背景」と向き合ったりするのですが、先日真剣に向き合った結果、ちょっとスーパーテクニックっぽい処理を行ったので、書いてみようと思います。

完成品はこちら、実は描いたんですが使う機会がありませんでした。

comicstudio_120328_01.jpg

では、具体的な作業手順です。

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DOLM@ンガシアターができるまで 11

dolma021_09.gifそれ見た事か。インスタントラーメン食べて、コーラ飲んで、ドリームクラブ行ってたら、あっという間に3月も中頃です。

今回も「フキダシ」についてです。ただ、今回説明するフキダシは、私が最近気に入っている「レースのフキダシ」です。サンプルはこちら。

comicstudio_120314_07.jpg

ComicStudioには「パターンブラシ」というツールがあります。それを使うとこの複雑なレースの模様も、ペンで描くのと同じ感覚で自由に描画できます。この辺はデジタルツールの強みだと思います。

comicstudio_120314_01.jpg

と、分かれば、後はさほど難しくありません。

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DOLM@ンガシアターができるまで 10

dolma013_08.gifいわゆる「お勤め」が忙しいのと併せて、ニコマスの合作企画に参加している事もあり、DOLM@ンガシアターを描いていない割りに時間が無く、ブログの更新も滞りがちな今日この頃です。

と言った状況からも書くことが無い事は明白な為、例のヤツです。今回は「フキダシ」についてです。

「ComicStudio」でテキストを入力する場合、テキストレイヤーを作ることになるのですが、そのテキストレイヤーのプロパティには「フキダシ設定」というタブがあり、フキダシの作成や設定の変更を行えます。単純な丸いフキダシだけではなく、四角、パンク、集中線など、種類を変更する事も出来ますし、「しっぽ」の調整も細かく行えます。思ったよりもはるかに便利に使えます。下の図右端のフキダシが編集状態のフキダシです。ポイントをドラッグする事で拡大縮小、しっぽの長さ、角度の変更など自由自在です。

comicstudio_120306_01.jpg

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DOLM@ンガシアターができるまで 09

dolma005_09.gif前回の「DOLM@ンガシアターができるまで」にも少し書きましたが、きれいな曲線を描きたい時(DOLM@ンガシアターにおいてはほぼ髪の毛の表現になりますが)、そんな時は「パス」を使って曲線定規を作成すると、簡単にきれいな曲線が描けます。

私は「Adobe Illustrator」もそれなりに使うので、パス、一般的に言う「ベジェ曲線」についても私なりに色々思う所があるのですが、それを書いてたら全然文章がまとまらなくなってしまったので、作業的な部分を単純にさらっと書いてみようと思います。

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DOLM@ンガシアターができるまで 08

bt_yayoi_01.gifなんだかあんまり元気が出ないので、インスタントラーメンを食べていたら、もう1月26日だったので、ブログを更新しておこうと思います。と言っても、特筆すべき案件も無いので、例のヤツです。

これまで、ペンとトーンについて書いたので、人物を仕上げる手順について書いてみようと思います。改めて書いてみると、極々一般的な方法なので地味な内容ですが、私の作業手順はこんな感じです。

yayoi_120126_01.jpg
1.下絵をスキャンする

yayoi_120126_02.jpg
2.ペンを入れる

yayoi_120126_03.jpg
3.(下絵を非表示にして)トーンを貼る

yayoi_120126_04.jpg
4.ホワイトを入れる

yayoi_120126_06.jpg
5.このままだと下位レイヤーが透けてしまうので(透明部分表示状態)

yayoi_120126_05.jpg
6.必要な部分をホワイトで塗りつぶす

以上です。今気が付きましたがこのコマ、「ベタ塗り」の作業がありませんでした。必ずその順番ということではありませんが、大体ペンの後がベタです。

作業6については、なんだこれ、と思われるかもしれませんが、塗りつぶして下位レイヤーが透けないようにしておくと、背景を制作する際に作業や調整が楽になります。詳細はまたその時にお書きします。

ちなみにレイヤー構成はこちらです。このフォルダ内で最下層の現在選択中のレイヤーが作業6のレイヤーです。

comicstudio_120127_01jpg.jpg

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